派遣先は自分の鏡?自分の心構えで就業先も未来も変わる!?
正社員として採用されたとしても、ブラック企業に勤めてしまった場合は、薄給で長時間労働を強いられることもありえますから、それに比べれば派遣という働き方が悪いわけではありません。派遣は職種が豊富で、好きな仕事に就きやすいというメリットがあります。しかしその一方で、派遣にはいつ仕事がなくなるかわからないというデメリットもあります。
正社員としての就職が難しいような職場に勤めることができるというのは、派遣の大きなメリットです。職種も豊富ですから、好きな仕事を選んでスキルアップすることもできるでしょう。人間関係も、働く期間が決まっているので、無理に気の合わない同僚と付き合う必要がなくなります。
派遣のデメリットとしてあげられるのは、いつ仕事がなくなるかわからないということです。また、ボーナスや交通費などがつかないといった給料面での待遇の悪さもあります。収入が不安定になるので、計画的に生活していかないと貯金のない生活となり、金銭面でも困ることが出てきます。
派遣社員には更新があるので、更新が近づくたびに「次は更新されないのでは」との不安がつきまといます。更新されるためには、その職場にとって必要な人材であり続けることでしょう。仕事の能力が低ければ「もっと優秀な派遣がほしい」と思われてしまいますし、能力が高くても「協調性」がないと職場にいづらくなります。ほかには、その職場に勤め続ける「忍耐力」や新しいことにチャレンジし続ける「好奇心」も必要になります。
派遣はその職場の従業員ではないので、一線を引いて働かなくてはなりません。その職場の社員のような顔をして働くと、対人関係のトラブルに巻き込まれることがあります。だからといって協調性がないと孤立してしまい、職場を転々とすることになりかねません。派遣で一ヶ所に長く勤めるには、良い意味での「協調性」が必要になります。
協調性と似ていますが、「忍耐力」がないと我慢できないことがたくさん出てきます。正社員などは、正社員という縛りがあるから我慢できているわけで、派遣は忍耐力がないと辞めグセのようなものがついてしまいます。
派遣には、新しい仕事に回される機会が多いことから「好奇心」が必要になります。好奇心が足りないと、新しい仕事が苦痛になってしまいますから、常に好奇心を持ってチャレンジする心構えが大切です。